鉄製のレールをニッケルメッキして記念品用に加工 大阪市
ニッケルメッキ
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加工内容
素材 鉄 めっきの種類 ニッケルメッキ めっきの研磨工程 ブラスト めっきの性質 装飾性・耐食性 地域 大阪市 業界 記念品・寄贈品メーカー 使用用途 レール 製品のサイズ 200mm×300mm 数量 1ロット 350個 -
今回の加工事例
今回は、鉄素材のレールをニッケルメッキ加工した事例です。 このレールは鉄道で実際に線路として使用されていたものです。そのレールを切断して記念品としてプレゼントするとのことで、インターネットから新規でお問い合わせを頂きました。ブラスト加工で前処理した鉄のレールをニッケルメッキ
お客様はレールを記念品とするという用途は決まっていましたが、メッキの種類や加工方法については特に決められていませんでしたので、ニッケルメッキできれいに仕上げることで鉄製のレールも記念品としてプレゼントできるようなると考えました。 ただ、レールは実際に線路として使用されていたこともあり、傷が多くガタガタの状態でした。 また素材としても硬いものでしたので、中途半端に研磨すると見た目が安っぽくなり、評価価値が下がると判断したため、今回はニッケルメッキの前処理として、研磨ではなく、ブラスト加工を選択しました。 このブラスト加工にもいくつかの種類があるため、協力会社さんに相談させて頂き、サンドブラストという梨地(光沢がなく、砂状になる仕上がり)に仕上がる加工方法をサンプルで試してから対応して頂いています。メッキや研磨の事が分からないから頼み方が分からなかった
お問い合わせを頂いた時点では、「研磨した方が良いですか?」といったご質問がある等、お客様もどのような加工を行えば記念品になるのかが分かっていない状態で、サンプルもなかったため、頼み方が分からないという状態でした。 そこで、用途等についてヒアリングを行い、今回のニッケルメッキとブラスト加工を提案いたしました。 メッキや研磨のご依頼を頂くお客様の多くは、メッキの種類や研磨の方法についてご指定がありますが、このようにメッキのこと等をあまり知らないお客様に対しては、ご相談にのらせて頂き、お客様が求められているものを実現するために最も良いメッキや研磨を提案させて頂いています。 また、納期についてはお客様から確認がありましたが、事前に調整を行い、レール350個のブラスト加工とニッケルメッキを約2週間で納品いたしました。 納品後のお客様からお声は特に頂いていませんが、すぐに次のご依頼として、同じレール10個について、鏡面研磨と本金メッキの加工を行うご依頼を頂いていますので、今回のレールのニッケルメッキについてもご満足頂けていることと思います。 同じ鉄素材のものにニッケルメッキを行うとしても、その製品の状態によって研磨するのか、ブラスト加工するのか等、前処理の加工方法が変わりますので、メッキを行いたい製品がある場合は一度ご相談ください。 鉄製のレールのニッケルメッキは植田鍍金へ -
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