焼き入れされた鉄製ネジ(ローラー軸)を無電解ニッケルメッキ 八尾市
無電解ニッケルメッキ
-
加工内容
素材 鉄 めっきの種類 無電解ニッケルメッキ めっきの研磨工程 なし めっきの性質 均一性・耐食性 地域 八尾市 業界 測量機器メーカー 使用用途 ローラー軸 製品のサイズ 25mm×30mm 数量 1ロット 1000本 -
今回の加工事例
今回は、鉄素材のローラー軸を無電解ニッケルメッキ加工した事例です。 以前から三価クロムメッキのご依頼を何度か頂く中で、無電解ニッケルメッキもできることを知っていただき、今回のご依頼のお見積りのご相談を頂きました。 メッキ加工を行うローラー軸は焼き入れが行われていました。 ※焼き入れは、鉄等の金属の素材に熱を加えて高温にした状態から急速に冷やすことで、金属の硬度を高める熱処理方法です。 この焼き入れを行うとメッキが密着しにくくなりますので、しっかり確認して対応しています。無電解ニッケルメッキ前に焼き入れ処理した鉄をテストメッキをする
焼き入れされている鉄素材に対して無電解ニッケルメッキを行うということで、密着不良を起こさないかを確認するため、事前にテストメッキを行いました。 焼き入れされていることを考慮した上で、お客様が指定されている膜厚になるように計算してメッキ処理を行っています。 これまでのノウハウもあり、1回でうまくメッキ出来ましたので、そのまま1000個分の無電解ニッケルメッキを行いました。 テストメッキは、新しい商品のご依頼を頂いた場合や、今回の焼き入れのような通常とは少し性質等が違う商品の場合に、通常の方法で問題がないかどうかの確認するために行います。無電解ニッケルメッキの膜厚をお客様のご指定どおりに加工
焼き入れ以外に注意した点として、無電解ニッケルメッキの膜厚がありました。 膜厚についてはお客様からご指定があり、その誤差が大きいと製品として使えなくなってしまう可能性があります。 ネジの場合、膜厚が厚すぎると入らなかったり、薄すぎるとネジが締まらなかったりしてしまいますので、どの程度の精度でできるかを図面に記載し、お客様には事前にご確認頂いています。 また、実際にメッキを行う際にも膜厚測定を行い、指定通りの膜厚になるように対応したり、製品や要望によってはメッキ後の寸法精度も測り、お客様の指定通りに仕上がるようにしています。 今回も特にメッキの不良等のもなくご使用頂けているようですので、ご希望にそったものが提供できていると思います。指定納期の1週間で要望通りに無電解ニッケルメッキを行い納品
お客様からの納期の指定もあり、約1週間で納品させて頂きました。 同じ鉄の素材でも焼き入れがあったり、膜厚のご指定が違ったりとご依頼頂く要望は様々ですが、1人1人のお客様にご満足頂けるメッキ加工を提供しています。 もちろん、その中でも納期の要望も少なからずありますが、できるようにメッキ加工を行わせて頂いております。 ですので、無電解ニッケルメッキなどの要望を、お気軽にご相談ください。 焼き入れを行った鉄製ネジの無電解ニッケルメッキは植田鍍金へ -
ギャラリー