医療機器への無電解ニッケルメッキ加工～大阪市～

• 加工内容

  素材	鉄
  めっきの種類	無電解ニッケル
  めっきの研磨工程	なし
  めっきの性質	耐食性　均一性
  地域	大阪府大阪市
  業界	医療機器メーカー
  使用用途	固定台
  製品のサイズ	80ｍｍ×80ｍｍ×30ｍｍ
  数量	1ロット　50個

• 今回の加工事例

  大阪市の医療機器メーカー様より依頼いただいた鉄素材の固定台への無電解ニッケルメッキ加工についてご紹介させていただきます。

  依頼のきっかけ

  最初に依頼した同業者様の無電解ニッケルメッキ加工できれいな仕上がりにならなかったため、弊社のホームページより問い合わせをいただきました。

  重量のある医療機器でもムラなく美しい表面仕上げに

  お客様は医療機器の部品に傷をつけないこと、無電解ニッケルメッキ加工によるムラを出さないことを要望されていました。 無電解ニッケルメッキ加工の前処理では、脱脂処理のために高温の液に漬けるため、白いムラのようなものが表面に出やすくなります。通常次工程の水洗処理で品物を冷やすことによりムラを防ぎますが、この品物の場合は重さがあるため冷却しにくく、このようなムラが出てしまうと予想されました。そこで品物をしっかりと冷却できるよう前処理を工夫したところ、ムラのないきれいな表面に仕上げることができました。 また、品物には側面に１つ、下面に2つの穴があけられているので、穴の部分のメッキ膜の均一性を保つよう注意を払いました。 膜厚は5µmまでとし、1週間ほどで納品させていただきました。 植田鍍金工業では、お客様のさまざまなご要望に対応できるようメッキ技術開発に力を入れています。メッキ加工にてお悩みのことがありましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。 →ムラなく美しい仕上げの無電解ニッケルメッキ加工

• ギャラリー

  

  メッキ加工後