溶接跡もきれいにするニッケルクロムメッキ加工
ニッケルクロム(三価クロム)
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加工内容
素材 鉄 めっきの種類 ニッケル・クロム(三価クロム) めっきの研磨工程 なし めっきの性質 装飾性 耐食性 地域 大阪府東大阪市 業界 作業工具メーカー 使用用途 攪拌棒 製品のサイズ 外径35mm×350mm 数量 1ロット 100個 -
今回の加工事例
東大阪市の作業工具メーカー様より依頼いただいた鉄素材の攪拌棒へのニッケルクロムメッキ加工についてご紹介させていただきます。依頼のきっかけ
以前より異業種交流会でお付き合いがあった関係で、新製品の製造にあたり鉄素材の攪拌棒へのメッキ加工のご相談がありました。三価クロムで複雑な形状でも美しい仕上げに
お客様は攪拌棒の先端にドリルを取り付けるのに支障がないよう、メッキをつけすぎないことを要望されていたため、膜厚を5µm程度としました。 ニッケルメッキ加工後に六価クロムでこの形状の品物を仕上げようとすると、羽の部分の隅まで保護膜を付けることができず、ニッケルの色が出て黄色くなってしまいます。そのため、均一に保護膜が付きやすい三価クロムにてメッキ加工いたしました。油で焼けついた溶接跡を完全に除去
通常溶接すると表面が焼けて黒くなるため、この溶接跡を塩酸で落とします。しかしこの品物はもともと油がついている状態で溶接しており、溶接跡をきれいに塩酸で落としきることが出来ませんでしたが、様々な工夫をすることによって、塩酸で落としきれない溶接跡を完全に除去していきました。 また、溶接部分には空洞が多く、そのままだと水分がたまって錆が発生してしまうため、後処理で溶接部分を完全に乾燥させるよう注意を払いました。最短3日での対応が可能
お急ぎであったため、短納期(3日)で仕上げさせていただきました。 植田鍍金工業では、メッキ加工時に発生するあらゆる問題を解決するべく、多数のメッキ加工事例を保有しております。まずはお問い合わせフォームもしくはお電話より、お気軽にお問い合わせください。 →溶接跡もきれいにするニッケルクロムメッキ加工 -
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