ニッケルクロム(三価クロム)|三価クロム、無電解ニッケル、バフ研磨の植田鍍金工業株式会社

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摩擦試験機の子部品をニッケルクロムメッキ~かぶりを出さずに〜

ニッケルクロム(三価クロム)
摩擦試験機の子部品をニッケルクロムメッキ~かぶりを出さずに〜
  • 加工内容

    素材 真鍮
    めっきの種類 ニッケル・クロム(三価)
    めっきの研磨工程 なし
    めっきの性質 装飾性・耐食性
    地域 大阪府八尾市
    業界 検査機器メーカー
    使用用途 摩擦試験器子部品
    製品のサイズ 15mm×40mm
    数量 1ロット 100個
  • 今回の加工事例

    今回は、摩擦試験機に使用される真鍮製の子部品に三価クロムによるニッケルクロムメッキ加工を行った事例です。   2年程前から三価クロムによるメッキでの取引があるお客様から「新商品に対してニッケルクロムメッキをしてほしい」とのご依頼がありました。   ご依頼いただいた製品は、メッキを行うには複雑な形状をしていましたので、事前にニッケルクロムメッキのサンプル付けをしてメッキ不良などを起こさないことを確認してから、100個の製品に対してメッキ加工を行っていました。  

    サイズが小さい部品や波型の形状はメッキ不良が出やすい

    機械などに使用される部品には様々な形状がありますが、以下のようなものがメッキ不良が出やすいため、メッキ加工を行う際に注意が必要になります。  
    • 製品そのもののサイズが小さい
    • 波型など複雑な形状をしている部分がある
      サイズが小さい製品は、メッキを行うときに吊るための穴も小さいため、メッキで処理した部分の表面に光沢がでない、かぶり(焼け)と言われるメッキ不良が出やすくなります。 また、波型など複雑をしている部分も、メッキが付きにくく、かぶりが出やすくなりますので、メッキ不良が出ないようにメッキ処理を行いました。  

    メッキ不良が出ないようにメッキ時の電流を調整して子部品をニッケルクロムメッキ

    今回、ニッケルクロムメッキ加工を行った製品は、生地を摩擦して測定する摩擦試験機に使用される子部品の1つでしたが、その子部品自体が小さく、先端が波型の形状をしていました。 ニッケルクロムメッキは電気メッキのため、かぶりを出さないように、電流の下限に気を付けて微妙な調整を行いながら、メッキ加工を行いました。   このメッキ時の電流の調整は、サンプル付けのときにも行っていましたが、サンプル付けのときは1ロットの数10個程度と少なく、今回は100個と個数が多くなったため、再度調整を行いながらメッキ加工し、約1週間でを納品しました。  

    いろいろなサイズや形状の製品へのメッキ処理に対応できる

    そのサイズや複雑な形状からメッキ不良などの注意すべき点があった摩擦試験機の子部品へのメッキでしたが、この子部品にメッキ処理できたのは、製品にあった冶具があったからです。 小さいサイズの子部品に対応した穴の小さい冶具がなければ、今回のご依頼には対応できなかったかもしれません。   機械などにはたくさんの部品が使用されていますので、当然、その部品のサイズや形状にもいろいろなものがあります。 植田鍍金では、いろいろなサイズや形状に合わせた多数の冶具があるため幅広い製品に対応できますので、金属の種類などの素材やサイズ、形状に関わらず、一度ご相談ください。   小さいサイズや複雑な形状の子部品などのニッケルクロムメッキについてのご相談は植田鍍金へ
  • ギャラリー

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    ニッケルクロムメッキした摩擦試験機の子部品

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